2008/05/28

マスターページの使い方

今までは、元となるページを作ってそこにレイアウトグリッドとフレームグリッドを置き、それをベースにどんどんマスターページを作っていったのだが、このやり方だと幾分、問題もある。

テキストを流し込むときに、いちいち、フレームグリッド作るのが面倒なので、マスターのフレームグリッドをオーバーライドしていたのだが、途中で、別のマスターを適用したいときに、原理上はオーバーライドしたフレームグリッドと、適用したマスターのフレームグリッド(オーバーライドしなければ選択できないので実質は見えていない、ことになるのだが)が重なることになる。たいしたことではないのだが、このときに文字数が重なって見づらくなる、ていうのが生理的に気持ちが悪い。
あとは、間違ってCtrl+Shift押しながらクリックとかしたらフレームグリッドがオーバーライドされてしまって、ややこしいとか(そんなことはほとんどなかったけど)。

ということで、これからはテキスト流し込み用(というかオーバーライド用)にマスターを作っといて、まず原稿を読み込むときはそのマスターを使い、後から、フレームグリッドが配置されていないマスターを適用していく、ていうやり方を採ることに。

マスターとは別だが、「章ごとにドキュメントを作って、ブックで統合」というやり方でやっていたのだが、スタイルを同期ってのはちょっとリスクがある。InDesignをさわり始めた頃は、どちらかというと、メモリのことを気にして、あまり巨大なドキュメントを作らないほうがいいと思っていたのだが、学術書の場合、それほど巨大化することもない(画像は概ねグレースケール、ベクターイメージがほとんど)。

なのでせいぜい、
  1. 前付け(まえがき+目次)
  2. 本文
  3. 文献
  4. 後付(あとがき+索引+奥付)
の4つぐらいでドキュメントを作ってブックで統合、というかたちに移行。

今のところ問題はないが、章の位置の入れ替え、などがあると厄介かもしれない。

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