作業の効率化UPということを考えると、結局InDesignでできることは最小限に抑えたい、ということになる。InDesignを使える人ってのは限られているわけで、使えない人にもできる作業を増やすことで、効率化だけでなく、全体の作業量を増やすことができる。
で色々考えると、結局InDesignで色々やるんじゃなくて、wordで文書の構造化やレイアウト、文字属性を決めてしまうってのが手っ取り早いのだろう。
プレーンなテキストファイルってのはたしかに扱いやすいが、逆に手間がかかかる。例えば、学術書であれば、イタリックだったり上付き・下付き文字ってのは日常茶飯事でそれをテキストエディタでタグでくくっててのは手間。ワードだったらキーボードショートカット一発でそこらへんの文字属性は設定できるし。
ということでワードの文字属性やスタイルをほぼ完全にInDesignに読み込ませるようなスクリプトが必要。いや、実際InDesignの機能でほぼ読み込みできるのだが。
次に、InDesignで組み上がってきたものに対する処理。予算があればInCopyという手もあるのだが、そうではないので修正はInDesignでちまちまやる、と。
もひとつ面倒なのは索引。InDesign上で索引マーカーひいてくのが便利なのは確かなのだが、その時間を別の書籍の組版にあてたい。てことでPDF書き出して注釈可能にして、テキストをハイライトさせて索引マーカーを著者に引いてもらうのが一番いいかと。でAcrobatからハイライトテキストを書き出す。
という構想だったのだが、ハイライトテキストを書き出すにはいろいろとややこしい。そもそもテキストをハイライトさせる時にハイライトされている文字列を注釈にコピーする必要がありそれが自動的にコピーしてくれるのはAcrobatのみ。でReaderでハイライトされたテキストは文字列として書き出せないのである。ここでInDesignのようにJavaScriptで何とかなるんじゃないかと思ったんだが。。。
ぐぐってみても良い解決策は見当たらない。ここに
http://www.acrobatusers.com/forums/aucbb/viewtopic.php?id=14150
一応の答えはあるんだが。。。というかそもそもAcrobatでのJavascript環境が貧弱すぎ!でっ挫折気味なのだが、ここらへんちゃんとしたスクリプト出来たらかなり強力かもしれん。
つか調査不足だが、PDFをプログラムでコントロールするってはInDesign以上に効果的なような。
2010/02/21
2008/06/16
図を放り込む
原稿整理の段階での簡易タグ付け(制御文字――例えば、「##節」などを使う)によって、原稿流し込み→自動的に段落スタイルの適用、という作業が可能になって、だいぶ楽になった。その際に、表についても、自動的にインデザイン上で組むようにできたので(もちろん、罫線やセル幅などの微調整は必要)、残っている手間のかかる作業というと、イラストレーターで作成した図の配置。
これが結構厄介。アンカーオブジェクトにする、て手もあるだろうが(たぶん、こっちの方が楽?)、キャプションとの位置関係とか、図の配置位置は、天もしくは地の左右中央が基本だったりすることから、スクリプトで制御しようかと。
オブジェクトは、放り込んだ図=Rectangle、キャプション=TextFrame、となる。版面のテキストフレームの種類がフレームグリッドかどうかで取得して、そのフレームの天もしくは地に合うように、visibleBoundsを設定する。その時、図とキャプションの間隔を、図中文字の1字分に固定する。図がRectangleでない場合――例えば、インデザイン上で図を作った場合のことは次考える^^;。
このスクリプトはサッとできた。で次に考えたのが、校正で図を別のページに移動する必要が出てきた時。これも手動でやってると、手間がかかる、というかイライラしてくる。
なんで、これは図にかぎらず、ページ上のオブジェクトを別のページに移動できるスクリプトを考えたんだが。。。時間切れ。
移動先のページを取得→オブジェクトのmoveメソッドの引数にそのページを割り当て。これでオブジェクトの移動は簡単にできるんだが、その時、移動先のページの(0, 0)の位置にオブジェクトが配置される。で2番目の引数で位置を設定する。この場合、ページの左上からの位置になるので、あからじめ、移動前のオブジェクトのページ左上との相対位置を取得して、当てはめることになるんだが、レイアウトグリッドの設計が左右中央でないばあいは、偶数ページ、奇数ページで設定を調整する必要がある。
これは面倒、ということで、レイアウトグリッドとの相対位置をオフセット値みたいなかんじで保存しといて、ページ⇔レイアウトグリッド⇔オブジェクト、という関係で、位置の数値を決めようと思ったんだけど・・・。
ページ⇔レイアウトグリッドのとこで、数値がNaNになってしまう・・・・・・。ここらへんは勉強不足でなぜだかわからんので、後でしらべておくこと。
これが結構厄介。アンカーオブジェクトにする、て手もあるだろうが(たぶん、こっちの方が楽?)、キャプションとの位置関係とか、図の配置位置は、天もしくは地の左右中央が基本だったりすることから、スクリプトで制御しようかと。
オブジェクトは、放り込んだ図=Rectangle、キャプション=TextFrame、となる。版面のテキストフレームの種類がフレームグリッドかどうかで取得して、そのフレームの天もしくは地に合うように、visibleBoundsを設定する。その時、図とキャプションの間隔を、図中文字の1字分に固定する。図がRectangleでない場合――例えば、インデザイン上で図を作った場合のことは次考える^^;。
このスクリプトはサッとできた。で次に考えたのが、校正で図を別のページに移動する必要が出てきた時。これも手動でやってると、手間がかかる、というかイライラしてくる。
なんで、これは図にかぎらず、ページ上のオブジェクトを別のページに移動できるスクリプトを考えたんだが。。。時間切れ。
移動先のページを取得→オブジェクトのmoveメソッドの引数にそのページを割り当て。これでオブジェクトの移動は簡単にできるんだが、その時、移動先のページの(0, 0)の位置にオブジェクトが配置される。で2番目の引数で位置を設定する。この場合、ページの左上からの位置になるので、あからじめ、移動前のオブジェクトのページ左上との相対位置を取得して、当てはめることになるんだが、レイアウトグリッドの設計が左右中央でないばあいは、偶数ページ、奇数ページで設定を調整する必要がある。
これは面倒、ということで、レイアウトグリッドとの相対位置をオフセット値みたいなかんじで保存しといて、ページ⇔レイアウトグリッド⇔オブジェクト、という関係で、位置の数値を決めようと思ったんだけど・・・。
ページ⇔レイアウトグリッドのとこで、数値がNaNになってしまう・・・・・・。ここらへんは勉強不足でなぜだかわからんので、後でしらべておくこと。
2008/05/28
マスターページの使い方
今までは、元となるページを作ってそこにレイアウトグリッドとフレームグリッドを置き、それをベースにどんどんマスターページを作っていったのだが、このやり方だと幾分、問題もある。
テキストを流し込むときに、いちいち、フレームグリッド作るのが面倒なので、マスターのフレームグリッドをオーバーライドしていたのだが、途中で、別のマスターを適用したいときに、原理上はオーバーライドしたフレームグリッドと、適用したマスターのフレームグリッド(オーバーライドしなければ選択できないので実質は見えていない、ことになるのだが)が重なることになる。たいしたことではないのだが、このときに文字数が重なって見づらくなる、ていうのが生理的に気持ちが悪い。
あとは、間違ってCtrl+Shift押しながらクリックとかしたらフレームグリッドがオーバーライドされてしまって、ややこしいとか(そんなことはほとんどなかったけど)。
ということで、これからはテキスト流し込み用(というかオーバーライド用)にマスターを作っといて、まず原稿を読み込むときはそのマスターを使い、後から、フレームグリッドが配置されていないマスターを適用していく、ていうやり方を採ることに。
マスターとは別だが、「章ごとにドキュメントを作って、ブックで統合」というやり方でやっていたのだが、スタイルを同期ってのはちょっとリスクがある。InDesignをさわり始めた頃は、どちらかというと、メモリのことを気にして、あまり巨大なドキュメントを作らないほうがいいと思っていたのだが、学術書の場合、それほど巨大化することもない(画像は概ねグレースケール、ベクターイメージがほとんど)。
なのでせいぜい、
今のところ問題はないが、章の位置の入れ替え、などがあると厄介かもしれない。
テキストを流し込むときに、いちいち、フレームグリッド作るのが面倒なので、マスターのフレームグリッドをオーバーライドしていたのだが、途中で、別のマスターを適用したいときに、原理上はオーバーライドしたフレームグリッドと、適用したマスターのフレームグリッド(オーバーライドしなければ選択できないので実質は見えていない、ことになるのだが)が重なることになる。たいしたことではないのだが、このときに文字数が重なって見づらくなる、ていうのが生理的に気持ちが悪い。
あとは、間違ってCtrl+Shift押しながらクリックとかしたらフレームグリッドがオーバーライドされてしまって、ややこしいとか(そんなことはほとんどなかったけど)。
ということで、これからはテキスト流し込み用(というかオーバーライド用)にマスターを作っといて、まず原稿を読み込むときはそのマスターを使い、後から、フレームグリッドが配置されていないマスターを適用していく、ていうやり方を採ることに。
マスターとは別だが、「章ごとにドキュメントを作って、ブックで統合」というやり方でやっていたのだが、スタイルを同期ってのはちょっとリスクがある。InDesignをさわり始めた頃は、どちらかというと、メモリのことを気にして、あまり巨大なドキュメントを作らないほうがいいと思っていたのだが、学術書の場合、それほど巨大化することもない(画像は概ねグレースケール、ベクターイメージがほとんど)。
なのでせいぜい、
- 前付け(まえがき+目次)
- 本文
- 文献
- 後付(あとがき+索引+奥付)
今のところ問題はないが、章の位置の入れ替え、などがあると厄介かもしれない。
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