2012/03/29

ファンド

電子書籍、国が後押し 出版デジ機構に150億円出資
http://www.asahi.com/business/update/0329/TKY201203280905.html

うーむ、これはインパクトある。関係者各位頑張った!と褒めてあげたいような気もするが。。。
出版デジタル機構で電子書籍を作る時は、出版社側から見ると制作費が売上相殺(=売れた時に支払う)となり初期費用がかからない、てのが機構のセールスポイントで、とはいえいつ売れるの? 無期限無利息借金状態? 資金回収できるの? 20億で足りるんだろーか、とか思ってたけどもう少し体力があるということだ。

2012/03/15

経済産業省「コンテンツ緊急電子化事業」

経済産業省「コンテンツ緊急電子化事業」出版デジタル機構の説明会に行ってきた。説明会の詳しい内容はここにまとまっている。

国から助成金が出るとか、出版社の初期費用はゼロで売上相殺だとか、色々とつっこむところはあるのだが、一番気になっているのは電子書籍のフォーマット。まだ検討中のようだが、固定型とリフロー型の二つ、固定型は画像で、リフロー型はxmdf/epubで、落ち着きそうな予感。

それと前後して新ipadの発表があり、ディスプレイの解像度が圧倒的にあがっていて印刷レベルに近くなっているらしい。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1203/15/news027.html

自分の先見の明のなさ加減は恥じるばかりだが、端末の性能が上がるのなら、PDFでOKで、リフローする必要ってなかったんじゃないってことだ。将来的な機能・スペックの進化を見越しておかないといけないんだな。

つまり、今後、アンドロイドタブレットもアマゾンのkindleも高解像度のディスプレイになるわけで、そうするとやっぱり印刷用PDFで問題ないんじゃないかと思う。



紙書籍の電子化だったら、PDFに文書構造の入れ替えとか串刺し検索とかソーシャルとかのダイナミックな機能をつける(もしくはリーダーで何とかする)方が未来があるような。。。


もひとつ気になったのは、この手の説明会て業界向けだからかもしれないけど、読者のことを考えた発言がひとつもなかったってことだ。

お金の話で言えば、6万タイトルを20億円使って作るってことは、1冊あたり(厳密には頁単価になるとは思うが)33,333円のコスト。33,333円で制作可能なのか?  そしてとにもかくにも20億円のお金が動くってことだ。


2012/01/03

編集と制作と最終形態

制作から編集メインに異動した後も、自分が満足のいくクオリティを求めると結局自分で制作しているという現状。信頼できる制作会社があればよいのだが、納期と費用を考えると「今のところは」全部自分でやるのが手っ取り早い。動いている企画が少ないから。

全部自分でやるとなると、原稿のデータと制作のデータ、そして最終のデータってのがなかなか悩ましい。発注する側だったら、ワードで簡単に整理して「これでやってね」でおしまいだった。受注する立場だと、何のデータであれ結局indesignで組んでいって入稿用のPDF作って終了、と(2012年の現在では、PDFだけでは済まされない。そのデータ作ってさらに何か出来ないかっていいだす著者も増えてきているし、もちろん自分も興味がある)。

編集作業と制作作業が分断されていたのが、ひとりでやるとなると、制作しながら編集のことも考えたりすることになる。というかそれがメリットである。「ギリギリまで中途半端な形にしておく、すなわち保留状態を最大限引き伸す」という方法論をとりがち。雑誌はやったことないけど、きっとこうゆう感じで締切直前までがドタバタなのだろう。

ウェブ構築の作業の中で、「データベース」という概念がなんとなくわかったつもりになってくると、原稿ってのもこうゆう考え方で整理して作品というか何らかの情報集約物を作れないかと思ってしまったりする。いわゆるCMS(to indesign or latex)的な考え方。

アドビ的に言えば、indesignがCMS的なソフトウェアなんだろうけどね。ただ、indesign to html, epubなんて実際使えるものなの?

ここらへんは今年ちょっとよく考えてみよう。

2012

仕事が忙しすぎて放置プレイだったウェブ作業にようやく戻って来れた。といっても正月中だけだろうけど。
さすがに半年も間が空くとデータベースの構造を忘れてしまってもう一度やり直しだ。集中してやりきってしまわないとこうゆう二度手間になってしまう。

ということで、ひとまずはfunctions.phpとwp_postsを見直さねば。
ワードプレスのバージョンも上がってしまったし。