2010/04/28

ebookその後

多くのサイトが競ってeBookの未来予測を立てるこの頃。
まぁ自分もそのうちの一人(ってほどのことでもないが)なのだが、appleのFlash締め出しとかを見るとなかなか動きづらい(出版社側では)。それよりも単純にしておくべきなのは、制作データの社内管理。
印刷会社と出版社の関係では、欧米では出版社が完全に印刷データ(組版データ、製版データ等)を完全にコントロールしている模様だが、日本ではそうでもない。ほんの数年前にも、製版データをめぐる訴訟が起きているし、印刷会社としては、印刷はしても組版データは渡さない、というところも多いのである(まぁここらへんは単純に権利関係の問題で契約を見直すことで解決できるのだが)。
図版や表が多い書籍の場合のeBookの作り方ってのは試行錯誤するしかない。当たり前だが。でも結局、HTML化(WEBアプリ化)するのが一番早いのだと思う。アプリとして売るとしてもHTMLをパッケージすればいいだけのことだし。
もちろん検索性は重要であるから、本の索引をうまく変換することが肝心。

とか考えてもiPad的なB5サイズのタブレットが主流になればPDFで問題ない気もするんだな、これが。