2009/06/23

再現可能性

というか将来性のお話。前回の続きでもあるのだが、初校作成のための自動化ってのはほぼ達成できて、これからは再校作成(=初校の修正)のことも考えなければ。

例えば、見出しのスタイルをIndesign上で図形を作ってアンカー化したとする。初校修正時に、その図形の一括修正のアカが入ったとする。そうしたときに、チマチマ一つずつ修正するのはやってられないから、おそらく、スクリプトで条件に合う図形を抽出(例えば、Rectangleで線幅2ミリとか、塗りがK20とか)して修正するはず。まぁそれでも別に問題ないのだが、それだったら初校作成時のスクリプトでその図形にラベルを指定しておけば後から一括修正するときに楽だ、ていうお話。

と考えていくと、ラベルよりもオブジェクトスタイルをもっと活用すべきと気付いた。そうすれば色の一括変更もスクリプト経由でなく行えるし。
その手の図形とか図のキャプションだとか、本文のフレームグリッド上のオブジェクトについてはいったんオブジェクトスタイルを適用する、という方向で行くのがいいのかもなー、と思ったり。

ボリュームの問題。
今まではせいぜい多くて300ページぐらいの書籍。Indesignを使い始めた頃は、各章ごとにドキュメント作って、ブックでまとめる、とやっていたのだが、逆に面倒になってきたので(スタイルを同期させたりブック全体にわたっての検索置換が面倒だったり)、せいぜい前付、本文、後付ぐらいでドキュメントを分けるようにしていた。ノンブル的に考えると前付は別、てのがほぼ100%だったので、3部構成がちょうどよかったわけだ。

で転職後。1000ページぐらいの本も組むことになると、さすがに本文を一つのドキュメントって訳には行かないかなぁ、と。マシンのパワー次第なのだろうか。
ケース次第で、各章ごとにドキュメントを作る方法を採らざるを得ないだろうから、予め準備しておかないと。

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